祝 令和

第126代天皇に5月1日即位した天皇陛下は、同日午前、皇居・宮殿「松の間」で、
皇位とともに伝わる「三種の神器」などを受け継ぐ「剣璽等承継の儀」と、
国民の代表と即位後初めて面会する「即位後朝見の儀」に臨まれました。
 
朝見の儀では、天皇として初めてのお言葉で
 
「日本国憲法及び皇室典範特例法の定めるところにより、ここに皇位を継承しました。
この身に負った重責を思うと粛然たる思いがします。
 
顧みれば、上皇陛下には御即位より、30年以上の長きにわたり、世界の平和と
国民の幸せを願われ、いかなる時も国民と苦楽を共にされながら、その強いみ心を
御自身のお姿でお示しになりつつ、一つ一つのお務めに真摯に取り組んでこられました。
上皇陛下がお示しになった象徴としてのお姿に、心からの敬意と感謝を申し上げます。
 
ここに、皇位を継承するにあたり、上皇陛下のこれまでの歩みに深く思いをいたし、
また、歴代の天皇のなさりようを心にとどめ、自己の研鑽に励むとともに、
常に国民を思い、国民に寄り添いながら、憲法に則り、日本国、及び日本国民統合の
象徴としての責務を果たすことを誓い、国民の幸せと、国の一層の発展、そして
世界の平和を切に希望します」
 
と述べらました。
(2019.5.1)